令和6年の齋行日 |
10月19日(土)・20日(日) |
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遠州灘と浜名湖の豊かな水産資源に恵まれた舞阪の大太鼓祭りは、氏神様『岐佐神社』の例祭です。町内の安全と海上安全、豊漁を祈願して、毎年旧暦9月14日・15日の両日に齋行されます。14日が宵祭り。15日が本祭りで、この日は大安吉日と満月が重なるおめでたい日です。
祭典は神輿の渡御に伴い、神社から稲荷山の御仮屋まで約1.3キロの道のりを一日かけて往復します。行列は年番町の太鼓を先導役に大小8台の太鼓、女子の手踊りも加わって、宿場町の風情が漂う道中をにぎやかに練り歩きます。
大太鼓は革の直径が約2.4メートルの締太鼓。若衆が長さ1メートルほどもある太鼓ブチ(バチ)を両手に持ち、笛の囃子に合わせて勇壮に打ち鳴らします。太鼓がよく鳴れば鳴るほど神様が喜ぶと言われ、若衆が競い合って太鼓をたたき、海に生きる男たちの心意気を示します。
神社と御仮屋、道中のお休み所で繰り広げられる神輿のお立ち、納まりも見ごたえのある場面です。木遣(きや)り唄に合わせて担ぎ手が神輿を荒々しく揺さぶり、男たちの魂を奮い立たせます。それぞれの節まわしで唄い上げる木遣りが祭り気分を盛り上げます。
祭典の進行は伝統としきたりを重んじ、現在に受け継がれているのも特色のひとつです。氏神様をお迎えして丁重にもてなし、神の恵みに感謝して明曰への活力を養います。
- 歳旦祭 1月1日
- 元旦に宮中および諸神社に於いて、 皇室ならびに国民の弥栄と五穀豊穣を 皇祖、天神地祇に願う祭祀。
- 例祭 旧暦9月14、15日
- 神輿渡御に伴い、四町の大太鼓、手踊りがお供に繰り出す。
- 紀元祭(建国祭) 2月11日
- 初代「神武天皇」の即位された日に我が国の建国を祝い、 皇室国家の弥栄と国民の安泰を祈る祭祀。
- 七五三詣 11月15日
- 三歳、五歳、七歳という節目の歳にあたり、 子供の健やかな成長に改めて感謝すると共に、 末永い幸せを祈り願う。
- 祈年祭(きねんさい) 2月17日
- としごいのまつり、また春祭とも云われ、 五穀豊穣を祈願する祭祀。
- 新嘗祭(にいなめさい) 11月23日
- 御神前に新穀をお供えし五穀豊饒に感謝する祭祀で、 祈年祭(春祭)に対し秋祭りとも云われる。
- 水産祭 4月第2土曜日
- 海上安全と豊漁を願う浜名漁協主催の祭祀。
- 師走大祓式 12月31日
- 年越の祓とも云われ、新年を迎えるにあたり、 罪・穢を人形に託し心身を祓い清める神事。
- 水無月大祓式 6月30日
- 夏越の祓とも云われ、日々、知らず知らずに犯している罪や 穢を半年毎に祓い清め、清々しい心身に立ち返る為の 伝統的神事。茅の輪を三度くぐり罪・穢を祓い、 無病息災を祈る。
- 初宮詣
- 稚児の誕生を感謝し健やかな成長を祈る 舞阪では55日目とされていますが、 これにこだわらず都合の良い日をお選びください。